【入門2】プロセスツリーの作り方と割り当て

プロセスツリーは管理者が設計します。

一般ユーザーはプロセスツリーの意図を確認・体得するためのセルフラーニングやロールプレイングの時間を作りましょう。

プロセスツリーの準備・体得は、現場任せの属人業務の脱却・データドリブンの営業戦略につながる大事なマネジメントです。

プロセスツリーについてはこちら

プロセスツリーの自動生成

より高精度な自動生成機能を公開しました。

以下は、旧機能の自動生成についてです。

作業手順は以下の通りです。

  1. 基にしたい議事録を顧客リストの対応履歴で探して、対象の議事録の共有URLをコピーします
  2. コピーした共有URLを貼り付け
  3. 生成ボタンを押すと解析が始まります

解析に成功すると、成果が出た話題とその因果関係を表示し、プロセスツリーの項目を自動で構築しています。

自動生成した項目②は、後述の方法でカスタマイズが可能です。

③でプロセスツリーの名称を目的に応じて変更し、④保存ボタンを押してプロセスツリーの作成を完了します。

プロセスツリーの作成・カスタマイズ

管理者:レポートページ>サイドバー「プロセスツリー」から設定ページへ

プロセスツリー編集ブロックで、プロセスツリーを作ります。

プロセスツリー作成の流れは以下の通りです。

  1. 元となるプロセスツリーを選択
    • 全くの新規から作成はできません。ベースになるツリーから作成します。
    • 編集を意図しても、新しいプロセスツリーを作成します。編集によって過去のツリーの内容が変更されることを防止するためです。
  2. 各フェーズの意図に合わせてフェーズ名を変更
  3. プロセスの内容を記入
  4. 対象プロセスのチェック条件を指定
  5. 対象プロセスにチェックがついたら、どのフェーズに移動するか
  6. 保存するプロセスツリー名を入力
  7. 保存
カスタマイズの流れ

遷移条件の種類

  • 遷移ワード:音声認識でチェックする単語・キーワード
  • 経過時間(秒):経過した秒数を満たすとチェック
  • 手動:チェックボックスをクリック or キーボードショートカットでチェック
    • キーボードショートカット:ショートカットキーでプロセスにチェックが可能
      • アシストページのガイドボタン、またはアシストページで「?」キーでコマンド一覧を表示

作り方のポイント

まず、フェーズの全体像を作りましょう。

フェーズは6個あります。すべてのフェーズを使う必要はありません。不要なフェーズは、そのフェーズのプロセスを全て空欄にして下さい。

このツリーの着地点を想定して、フェーズを用意していく

全体のフェーズが決まり次第、プロセスの作成に移りましょう。

下図は、アイスブレイクの切り口をフォローさせる、という視点の作成過程です。

しゃべる文面をそのまま記載した未経験向けのトークスクリプトの運用や、経験者向けの質問の切り口・質問の仕方など質問力・切り返しを強化する運用がおすすめです。

特に質問方法には、オープンクエスチョン(拡大質問)とクローズドクエスチョン(限定質問)があり、オープンクエスチョンを実践できるようなフォローが重要です。

どうして、何に、なぜ、というWhy,What,Where…の5W1Hのヒアリングが重要

プロセスツリーの命名

作成したプロセスツリーに名前を付けます。

プロセスツリーの名前は、「営業フェーズナンバー+ツリー名+誰向け+バージョンナンバー」がおすすめです。

プロセスツリーを使い分けた営業フェーズでの運用と、業務レベルに応じた使い分けで現場フォローを効率化することができるようになります。

適切な命名規則にすることで、前回は営業フェーズ1だったから、次はフェーズ2という運用が可能になります。

会話フォロー中のプロセスツリーの動き

運用時、全プロセスにチェックをつける必要はありません。現場は状況に応じてプロセスを選定しましょう。

  1. 最初:メインプロセスがフェーズ1のプロセス1でスタート。判定範囲*で音声キーワードも監視
  2. どれかプロセスの遷移条件にヒットしたら、そのプロセスにチェックマークがつく
  3. メインプロセスが遷移先のプロセスに移動
    1. 同じフェーズに遷移:1つ下のプロセスへ
    2. 違うフェーズに遷移、遷移先の一番上のプロセスへ
  4. 一番下のフェーズで一番下のプロセスに遷移したらフロー終了

補足

判定範囲:メインプロセスの前後1つのフェーズまでの範囲で音声認識のキーワードを監視

遷移先フェーズのプロセスが全てチェック済みの場合、遷移先フェーズの1つ下のフェーズに遷移します。

プロセスツリーの割り当て

プロセスツリーの割り当ては、ユーザー毎に行います。

割り当ての流れは以下の通りです。

  1. 割り当てるツリーを選択
  2. 会議開始時に設定するプロセスツリーを選択
  3. 登録

割り当てたプロセスツリーは、現場で柔軟に選択ができます。

また、プロセスツリーは顧客ごとに前回の対応で使用したツリーを引き継いで選択します。そのため、顧客ごとに業務フェーズが異なっても、自動でプロセスツリーでの業務フェーズ管理が可能です。