プロセスツリーは管理者が設計します。
一般ユーザーはプロセスツリーの意図を確認・体得するためのセルフラーニングやロールプレイングの時間を作りましょう。
プロセスツリーの準備・体得は、現場任せの属人業務の脱却・データドリブンの営業戦略につながる大事なマネジメントです。
プロセスツリーについてはこちら
プロセスツリーの自動生成
より高精度な自動生成機能を公開しました。
以下は、旧機能の自動生成についてです。
作業手順は以下の通りです。
- 基にしたい議事録を顧客リストの対応履歴で探して、対象の議事録の共有URLをコピーします
- コピーした共有URLを貼り付け
- 生成ボタンを押すと解析が始まります
解析に成功すると、成果が出た話題とその因果関係を表示し、プロセスツリーの項目を自動で構築しています。
自動生成した項目②は、後述の方法でカスタマイズが可能です。
③でプロセスツリーの名称を目的に応じて変更し、④保存ボタンを押してプロセスツリーの作成を完了します。
プロセスツリーの作成・カスタマイズ
管理者:レポートページ>サイドバー「プロセスツリー」から設定ページへ
プロセスツリー編集ブロックで、プロセスツリーを作ります。
プロセスツリー作成の流れは以下の通りです。
- 元となるプロセスツリーを選択
- 全くの新規から作成はできません。ベースになるツリーから作成します。
- 編集を意図しても、新しいプロセスツリーを作成します。編集によって過去のツリーの内容が変更されることを防止するためです。
- 各フェーズの意図に合わせてフェーズ名を変更
- プロセスの内容を記入
- 対象プロセスのチェック条件を指定
- 対象プロセスにチェックがついたら、どのフェーズに移動するか
- 保存するプロセスツリー名を入力
- 保存
遷移条件の種類
- 遷移ワード:音声認識でチェックする単語・キーワード
- 経過時間(秒):経過した秒数を満たすとチェック
- 手動:チェックボックスをクリック or キーボードショートカットでチェック
- キーボードショートカット:ショートカットキーでプロセスにチェックが可能
- アシストページのガイドボタン、またはアシストページで「?」キーでコマンド一覧を表示
- キーボードショートカット:ショートカットキーでプロセスにチェックが可能
作り方のポイント
まず、フェーズの全体像を作りましょう。
フェーズは6個あります。すべてのフェーズを使う必要はありません。不要なフェーズは、そのフェーズのプロセスを全て空欄にして下さい。
全体のフェーズが決まり次第、プロセスの作成に移りましょう。
下図は、アイスブレイクの切り口をフォローさせる、という視点の作成過程です。
しゃべる文面をそのまま記載した未経験向けのトークスクリプトの運用や、経験者向けの質問の切り口・質問の仕方など質問力・切り返しを強化する運用がおすすめです。
特に質問方法には、オープンクエスチョン(拡大質問)とクローズドクエスチョン(限定質問)があり、オープンクエスチョンを実践できるようなフォローが重要です。
プロセスツリーの命名
作成したプロセスツリーに名前を付けます。
プロセスツリーの名前は、「営業フェーズナンバー+ツリー名+誰向け+バージョンナンバー」がおすすめです。
プロセスツリーを使い分けた営業フェーズでの運用と、業務レベルに応じた使い分けで現場フォローを効率化することができるようになります。
適切な命名規則にすることで、前回は営業フェーズ1だったから、次はフェーズ2という運用が可能になります。
会話フォロー中のプロセスツリーの動き
運用時、全プロセスにチェックをつける必要はありません。現場は状況に応じてプロセスを選定しましょう。
- 最初:メインプロセスがフェーズ1のプロセス1でスタート。判定範囲*で音声キーワードも監視
- どれかプロセスの遷移条件にヒットしたら、そのプロセスにチェックマークがつく
- メインプロセスが遷移先のプロセスに移動
- 同じフェーズに遷移:1つ下のプロセスへ
- 違うフェーズに遷移、遷移先の一番上のプロセスへ
- 一番下のフェーズで一番下のプロセスに遷移したらフロー終了
補足
判定範囲:メインプロセスの前後1つのフェーズまでの範囲で音声認識のキーワードを監視
遷移先フェーズのプロセスが全てチェック済みの場合、遷移先フェーズの1つ下のフェーズに遷移します。
プロセスツリーの割り当て
プロセスツリーの割り当ては、ユーザー毎に行います。
割り当ての流れは以下の通りです。
- 割り当てるツリーを選択
- 会議開始時に設定するプロセスツリーを選択
- 登録
割り当てたプロセスツリーは、現場で柔軟に選択ができます。
また、プロセスツリーは顧客ごとに前回の対応で使用したツリーを引き継いで選択します。そのため、顧客ごとに業務フェーズが異なっても、自動でプロセスツリーでの業務フェーズ管理が可能です。