最初は、議事録を自動でまとめるといった業務効率化の手段として関心を持っていたのですが、 Front Agent の話を聞く中で、ただ業務を自動化して楽にするだけではなく、「そこから得られるデータをどう活用するか」「きちんと分析まで踏み込んで、次のアクションにつなげていくことが大事」という考え方に共感しました。
ーー他社のAI議事録ツールとの比較検討はされましたか?その上で、 Front Agent を導入した決め手は何だったのでしょうか。
一方で Front Agent は、単に打ち合わせの内容をまとめるだけではなく、「話している内容を集計・分析する」という目的を持ったツールでした。なので、同じ“AI議事録ツール”というカテゴリで比較するというよりは、そもそも全く別の分野のAIという認識で見ていましたね。そういう意味でも、「まずは試してみよう」と自然に思えたのが、導入の決め手でした。
ーー導入することで期待していたことはなんですか?また、 Front Agent なら解決できると思ったのは、どんな課題でしたか?
期待したことは、「打ち合わせの中身を分析できる」という部分ですね。
最初にデモを見せていただいたとき、たとえば優秀な営業メンバーと、そうでないメンバーとの違いが明確に見えるのを見て、これはいいなと感じました。当社では “伴走支援”としてお客様のkintone導入後も打ち合わせを重ねていますが、内容を振り返るには毎回アーカイブを確認する必要があり、効率が悪くて課題を感じていました。 Front Agent を使えば、その内容を可視化・分析できるという点に、大きな可能性を感じました。
解決したかった課題としては、「営業の仕組がなかった」という点です。
当時はまだ、営業の進め方を仕組化できておらず、それが課題としてありました。 Front Agent は、商談データを蓄積・集計・分析できるので、それを活用することで営業の進め方を整理し、仕組として定めていくヒントになるのでは、と感じたんです。
最終的には、「営業の仕組化」と「サービス品質の向上」を実現する手段として、 Front Agent の導入を決めました。
【導入後の効果】 商談内容が要約され、kintoneに自動連携される機能が便利!
ーー実際に Front Agent を導入してみて、どのようなメリット・効果を感じていらっしゃいますか?
まず、商談内容を要約してくれる点がとても便利です。前回の打ち合わせをパッと振り返りたいときも、要点が簡潔にまとまっているので、全体像をすぐに把握できます。さらに、kintoneと自動で連携されるのも大きなメリットで、業務効率がこれまで以上に上がっていると感じています。もともと使っていた他社のAI議事録ツールは、議事録の自動作成に特化したものでしたが、 Front Agent の中に同様の機能が含まれていたため、今まで使っていたツールは解約しました。
Front Agent の強みでもある分析機能をこれからさらに活用していきたいと考えています。商談データも蓄積されてきているので、成果が出ている人とそうでない人では、どんな違いがあるのか。そういった点をきちんと見ていくフェーズに入ってきたと感じています。
営業面では、ある程度 Front Agent を活用できるようになってきていますが、今後はCS(カスタマーサクセス)での運用も広げていきたいです。業種によって話す内容が変わってくるので、営業のように“仕組化”するのが難しい部分もあるのですが、そのぶんお客様の反応をしっかりと捉えていく必要があると思っています。その点で、 Front Agent が持つ心理モデルによる可視化を、今後は積極的に活用していきたいと考えています。
【おすすめ企業】 営業の仕組化・ナレッジ化に取り組む企業に最適なツール
ーーどのような企業に Front Agent がおすすめだとお考えですか?また、逆に、導入があまり向かないと感じる企業はありますか?
Front Agent は、お客様との打ち合わせや営業の機会が多い企業に特におすすめです。営業の仕組化を目指していたり、これからナレッジ化していくフェーズにある企業には、非常にフィットすると思います。