「モチベーション」をハックして、ビジネス成果を最大化せよ!
ビジネスシーンにおいて、チームの成果を最大化するためには、モチベーションマネジメントが欠かせません。
モチベーションは、個々のメンバーが仕事に対する意欲を持ち、最大限の努力を尽くす原動力となるだけでなく、チーム全体の成果にも大きな影響を与えます。
スポーツ界でも、アスリートたちは肉体的なトレーニングと並行して、メンタルやモチベーションを向上させるための取り組みを行っています。トップアスリートたちが、自身のメンタルケアやモチベーションマネジメントをするために、専属のトレーナーやコーチをつけるようになってきたことは、広く認知されているのではないでしょうか。
ビジネスの世界でも、スキルの向上だけでなく、モチベーションを高めることが成果を最大化するために非常に重要です。
そこでこの記事では、部下、上司、そしてチーム、それぞれが意識して取り組むべきモチベーションマネジメントのポイントを紹介します。
モチベーションの重要性
個人においてもチームにおいても、結果や目標を達成するためには様々な努力が必要です。結果や目標から目を逸らさず努力を続けるには、その原動力となるモチベーションが必要です。
モチベーションの維持・向上のために、部下・上司・チーム、それぞれが意識・実行すべきことを行うことで、個人のみならずチーム全体のモチベーションが高まり、チームの成果を最大化することができるでしょう。
部下がすべきモチベーションマネジメント
自己のモチベーションをハックせよ!
部下がすべきメンタルマネジメント、それは、自己のモチベーションを維持・向上させる努力です。いわば、モチベーションをセルフマネジメントできることが重要な鍵となります。
ビジネスシーンに限らず、モチベーションは人生の全てにおけるあらゆる場面において、重要です。プライベートであっても、何かを達成したい時、手に入れたい時、乗り越えるべき課題にぶち当たり解決に向かいたい時…、どんなシチュエーションであっても、自分の行動を促す原動力はモチベーションです。つまり、自分のモチベーションをセルフマネジメントできるようになれば、自分の人生をハックしたも同然(?!)
成果が求められるビジネスシーンだからこそ、モチベーションを維持・向上するために、より深刻かつ真剣に取り組めるかもしれません。自己のモチベーションをセルフマネジメントする努力をしてみることは、ビジネスのみならず、人生全体をより良くする力となるでしょう。
セルフマネジメント力をアップさせるために、以下3つのポイントを意識してみましょう。
1、小さな成功体験
モチベーションを維持するためには、日々、小さな成功体験を積極的に経験することが重要です。
例えば、簡単なタスクを達成したり、小さな問題を解決したりするなど、目に見える成果を得ることで、自分の能力を肯定的に認識できるようになります。「自分が何かを達成できる存在である」ことを実感するためには、いきなり大きな目標を達成する必要はありません。今できることからで良いので、小さな目標を設定し、それを達成することで成功体験を積み重ねていきましょう。
2、ポジティブなマインドセット
ポジティブなマインドセットとは、物事や状況に対して積極的で肯定的な態度や考え方を持つことを指します。
ポジティブなマインドセットをするためには、「何事にも感謝の気持ちを持つ」、「日頃使う言葉をネガティブなものからポジティブなものに変える」、「 困難な状況や逆境をチャンスとして捉え、成長や学びの機会と考える」…など、考え方や思考の癖を、ポジティブなものに変えていく必要があります。日々繰り返すことで、ポジティブなマインドを育むことができるでしょう。
3、自己啓発と学習
自己啓発や学習も、モチベーションを向上させるために大切です。
新たなスキルや知識を獲得することで、新しい目標ができたり、その目標に向かってさらなる努力をしたりと、自分の可能性を拡大するきっかけとなります。自己啓発や学習は、自分に働きかけることで達成感や充実感を得ることができるため、他者の反応・行動・結果に左右されることがないため、自己評価も向上しやすいでしょう。
上司がすべきモチベーションマネジメント
「部下のモチベーションをハック」せよ!
上司は、部下のモチベーションを引き出し、サポートする役割を果たすことが重要です。
先に述べたように、部下は自らのモチベーションをセルフマネジメントすることが大切ですが、その部下をサポートすることが、上司の役割です。
では、上司が意識的に取り組むべき、モチベーションマネジメントのポイントはどのようなことでしょうか?
1、明確なフィードバック
定期的なフィードバックを通じて、部下の成果を認め、適切に改善点を指摘し、成長の方向性を示すことが重要です。感情論ではなく、定量的・定性的な成果の両点から部下を評価し、適切なアドバイスを行うことが重要です。
2、個人の目標設定をサポート
部下と共に目標を設定し、その達成に向けたサポートをしましょう。時にはキャリアビションや人生の目標など、大きなビジョンに目を向けさせてあげることも大切です。部下自らが、やりがいを見つけられるよう、時には視野を広げるお手伝いをしてあげましょう。
3、チャレンジ&成長の機会を提供
部下に新しいプロジェクトや責任を与えることも、部下のスキル向上と成長に繋がります。部下の望むキャリアビジョンや人生の目標に沿った成長が遂げられる機会であれば、より一層、部下のモチベーションを向上させることができるでしょう。
チームで意識すべきモチベーションマネジメント
「チームのモチベーションをハック」せよ!
チームの成果を最大化するためには、チーム全体が協力し合い、相互サポートを行い合うことも重要です。チーム内のメンバー一人ひとり、チームを束ねる立場の上司、それぞれが協力し合い、チーム一丸となって取り組む姿勢が必要です。
1、チーム共通の目標を設定する
会社のビジョン・目標から逆算して、会社や上司が各チームの目標を設定することもあるかもしれませんが、目標の設定には、当事者であるチームメンバー一人ひとりの意見や提案を取り入れることも重要です。参加型のプロセスを通じて、チーム全体で共感しやすい目標を見つけることができるでしょう。 チーム全員が共通の目標を持ち、その達成に向けて協力することで、結束力が高まります。
2、ナレッジ・ノウハウを横展開し、チームで共有する
チームメンバー同士でスキルや知識を共有し合う場を提供し、刺激を受けながら成長を促す機会を設けましょう。誰かの成功体験をチーム全体で共有することで、一人ひとりの知識や経験値も広がり、他のメンバーの成果も出やすくなるでしょう。
3、お互いの強みを活かす
誰しも得意なこともあれば、苦手なこともあります。チームメンバーの得意分野や専門知識を活用し、お互いの強みを最大限に引き出し補い合うことで、チーム全体のパフォーマンスは向上するでしょう。モチベーションアップに重要なポイントとなります。
まとめ
営業チームの成果を最大化するためには、モチベーションマネジメントが欠かせません。
部下・上司・チームが一丸となって、モチベーションマネジメントに取り組むことで、それぞれのモチベーションが高まり、成果を最大化させるチームが実現できるのではないでしょうか。