中小企業の人事の方、必見!実は社員と上司がミスマッチをしている危険性
人事担当者の皆さま、社員のキャリアアップやライフプランをできる限り叶えてあげたいとお考えかと思います。
今回は、人事の悩みである社員一人一人が活躍できる職場づくりについてお伝えします。
実は社員より上司を信頼している
人事の方の共通の悩みとして、社員一人一人の要望が色々あって、社員の要望をちゃんとくみ取れているのか不安があると思います。社内で人事と聞くと、疎まれることもあるかもしれません。
その原因は何でしょうか?
多くの場合、どうせ言っても無駄と社員に思われていて、社員は人事に期待を持てなくなっている可能性があります。
なぜこのような事態になるのでしょうか?
というのも、社員の意見が本当に正しいのか判断できないため、直属の上司の意見を重視することが多くないでしょうか?
また、コミュニケーションが苦手な社員は、はっきり意見を述べることが難しいです。
コミュニケーションが苦手な社員ほど、直属の上司も交えた3者面談では本音を聞き出すことは難しくなります。
直属の上司と社員だけで面談して、直属の上司の報告を評価に採用している場合はかなり危険です。
必然的にアンフェアな上下関係で消える部下の意思
本当にその上司の判断は正しいでしょうか?その上司は人の育成を訓練したプロフェッショナルでしょうか?
実は、このように直属の上司の意見を重視する人事体制は問題が表面化しにくいです。
なぜなら、人事担当者はあくまで第三者としてヒアリングをする立場であるため、具体的な能力やスキル、実績を見ることができない方が多いです。
そこで社員と上司との会話に参加して、横で聞いていることの方が多いという三者面談が生まれます。
そのため、三者面談を行った後も「直属の上司を信頼して」評価や人事異動に反映することになります。
このような背景から、社員の意見を人事として評価に取り入れることが少なく、実現できていないことが多いです。
では、もしこの上司の判断に偏見があった場合、社員の評価は正しいものにはなりません。
前提として、上司が正しいと判断しているのですが、上司も人間です。
また、上司なのだから部下の育成もできる素質があるという思い込みがあります。
さらに、上司と部下という上下関係は絶対的なものであり、部下はいつまでもアンフェアな立場になります。
そこを第三者である人事の方が、社員の公平性を守れないと社員はモチベーションを落として、最悪転職してしまいます。
部下と上司の関係の第三者としてやるべきこと
1on1での面談
せっかく多くの採用活動をして選ばれた人材が転職することは、会社にとって大きな損失です。
では、どうやって社員の評価とケアを行うべきでしょうか?
まず、やるべきことは人事と社員の1on1での面談です。
しかし、人事と社員での1on1での面談は効果的ですが、その面談で成果のすごさを人事の方が判断することは難しいです。
また、社員は人事との面識もあまりなく、限られた会話接点で信用を勝ち取る必要があります。
社員が少ない場合:直属の上司以外の管理職へ面談結果の相談
そこでおすすめなことは、ヒアリングした内容をその社員の直属の上司ではなく、近い業務の管理職の方からコメントを頂くことです。
社員数が多くなければ、一度行っていただきたいおすすめの方法です。
相談された管理職の方は、管轄外の社員の成果を客観的に判断できるでしょう。
また、次第にどういう点を評価のポイントにしているのかが自分でも分かるようになってきます。
社員が多い場合:面談結果を人事部で評価できる体制づくり
社員数が多い場合は、1on1の面談結果を効率よく第三者が評価できる仕組みを作るべきです。
他部門の管理職の方々の負担が大きすぎますし、自分も時間に余裕がありません。
人事内で成果の大きさを判断できるようにすべきですが、人事担当者が全員そのようなスキルを身に着けることは時間がかかります。
次のステップとして、判断が難しかった社員との1on1の面談結果を人事部のベテランの方に相談することです。
人事のベテランの方も同じような悩んだ経験があるはずです。成果の考え方も分かってくるでしょう。
ここまではすでに実践している方も多いかもしれません。
面談そのものをAIと協業する次世代人事DX
もう一歩進んでスマートな面談を行いましょう。
上司と部下のミスマッチを判断でき、面談時に社員のモチベーションも高めていく人材活用のプロフェッショナルとして業務ができるシステムを使って、面談業務そのものをDXに取り組みます。
社員情報にヒアリング結果やスキルと成果を記載する人事レポートはすでに行っている会社様も多いと思いますが、肝心の社員との面談を分析して、客観的に人事部や所属部署で判断できる体制を整えている会社様は少ないと思います。
そこで、人事のベテランや面談が上手と言われる方のノウハウを解析し、次世代のトップパフォーマーを輩出する「フロントエージェント®」をおすすめします。
コネクテッドセールス・プラットフォーム「フロントエージェント®」
採用・社内面談の会話を分析し、エンゲージメントを向上する心理モデルを実装
人事として限られた接点で社員を高める面談ができることは望ましいものです。
フロントエージェント®は、面談中に普段接点のない社員から本音を聞き出すスキルを磨くことや、社員の発言の信ぴょう性を簡単に確認できる環境を作ることができます。
そして、上司と社員にミスマッチがないか、業務自体が社員にマッチしているのかを、録音した会話を分析、見える化して、人事担当者以外の方に面談の会話を共有できるため、透明性のある判断がすぐにできるようになります。
面談は録音した会話を分析レポートにできるため、他部門の人事権を有する管理職の方への連携もエビデンスベースで簡単に共有ができます。
実際、フロントエージェント®を導入する前は、直属の上司の意見を評価に採用していた中小企業が、フロントエージェント®を導入したことで、社員と上司の関係が改善して、社員の声が経営層に届きやすくなった、会社が明るくなったという事例があります。
採用面談の分析もして、求人部署が直接人材選定も可能に
人事面談以外にも、採用活動で求人部署が欲しい人材を面談の会話から直接選ぶことができるようになるため、人材のミスマッチや、面接回数を大幅に削減する効果があります。
フロントエージェント®は、社員の成長が会社の成長のカギであることを重要視して作られたシステムで、一人でも多くの社員が活躍できる職場づくりを支援します。
健康経営が必要とされる現代で、社員のメンタルケアは重要です。
中小企業は、大企業のように幅広くキャリアを経験させるジョブローテーションを採用することも少ないです。
そのため、多くの社員が固定の上司と長い間業務をするため、人間関係にミスマッチがあった場合、社員にとっても会社にとっても不幸です。
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