
営業の成約率の担当者による差
商談の会話・スキルが社内で共有できていなかった
営業担当者の会話分析を行え、トップパフォーマーとそれ以外の担当者の差分を見出せる
営業担当者の平均契約率が倍以上に
商談のナレッジ共有により、育成におけるコミュニケーションの質が向上
マネジメント工数の削減
「関わる全ての人を『身内』と思う家づくり」を理念に掲げた、地域に根差した住宅メーカーである『ひかりハウジング株式会社』様。
トップパフォーマーとその他の営業担当者の間にある契約率の差分解消が大きな課題として横たわっていた中で、同社はAIで商談の会話傾向を分析できるインサイトアナリシス™「Front Agent」を導入。今回は「導入前に抱えていた課題」、「導入の決め手」、「導入後の活用方法」、「今後の展望」について、営業部長である坂口様と、入社2年目の若手社員である宮越様の2名にお話を伺いました。
――貴社は、どのような事業を展開されているのですか?
<坂口様>
主に新築戸建ての建築が柱になっておりまして、加えて不動産事業も行っているのですが、この二本柱で事業を展開しています。当社は東濃エリア(岐阜県南東部)で設立して23年、地域密着型の工務店となっています。全国展開しているハウスメーカーと比べて、地場に根付いて事業を行っていることもあり、地域に合ったご提案をできるというのが強みかなと思っています。例えば、多治見エリアは「非常に暑い」ということで有名ですけど、冬場はしっかり寒い。気候の振れ幅が激しいエリアなんですね。そこを加味した設計提案を行えるのが、全国展開しているハウスメーカーとの違いであり、当社の強みと考えています。
――Front Agentはどのようにして知りましたか?
<坂口様>
自社の課題を解決するために、自然言語処理で営業担当者の会話の言葉に重み付けをして点数化し、「どれくらい似ているか・似ていないか」の差分を出す仕組みが必要と考えていました。私自身が昔エンジニアをしていたということもあり、自分でシステム開発を行おうと思っていたんですね。その際に、いろいろ調べると、自分が作ろうとしているものと似たものがすでにあるということを、YouTubeにあったPIVOTの動画で知りました。それがFront Agentだったんです。

――抱えていた課題というのは、具体的にはどのようなものになりますか?
<坂口様>
当社ではハイパフォーマーである私とそれ以外の営業担当者において契約率の差がとても大きかったのですが、それがなぜなのかが分からない。昨年(2024年)の11月ごろに各営業担当者の契約率を出したのですが、私とそれ以外の担当者の間には7倍以上という大きな差がありました。周りも決して努力していないわけではないのに、「どうやってそこに追いついたらいいのかわからない」という状況で、これを打開したいというのがシステム開発をしようとした大きな動機でした。
そうしたときにFront Agentのことを知り、「自分で時間をかけて開発するのか、同じようなことができる可能性があるシステムを使うのか」という二択の分岐点に立つことになり、まずはFront Agentの話を聞いてみようと思いました。
――Front Agentを導入された際の社内の反応はいかがでしたか?
<坂口様>
やはりお客様への録音の許可取りであったり、自身の商談が録音されるということに抵抗があったのか、導入当初は良い反応ばかりではありませんでした。ただ、結局は「慣れ」で、使い始めると後から商談内容を確認できる安心感が勝るので、今では「入れて良かった」という声が多いですね。
<宮越様>
担当者としては、最初は商談でツールを使うという経験がなかったので、なんとなくですがハードルが高いと感じていましたし、「難しそうだな」という不安もありました。でも、実際に使うと全然難しくなく、今では「これは自分たちの武器になる」と実感しています。
――対面商談の場合、録音の許可取りにハードルを感じられる方も多いですが、その点はいかがでしょうか?
<坂口様>
実際Front Agentの導入をきっかけに録音の許可取りを行うようになりましたが、特に問題は出てきていません。お客さまには記録に残すことで「言った・言わない」が防げることを説明すれば、納得してくださいます。
――成果を実感されるまでにどれくらいの時間がかかりましたか?
<坂口様>
導入からだいたい3か月くらいですね。「最近みんな録音をちゃんと聞くようになってきたな」とか、上司と部下の会話の中でも「Front Agentに商談データが残っているので、まず聞いてみてください」というのが自然に出てきた、などの変化が見え始めたのはそのころです。数字としては今年(2025年)11月時点の契約率を確認すると、営業担当者の平均契約率が倍以上になり、かなり大きな成果が生まれています。あと、数%上乗せできれば目標達成となるので、社内での活用をこれまで以上に広げていきたいですね。
――そのような成果を生み出した背景として、当初は抱えていたトップパフォーマーとそれ以外の社員との差分を把握できるようになったことが大きいのでしょうか?
<坂口様>
大きな要因になっています。差分という点では、一番は商談中の「ワードの選び方」に差がありました。お客様が「安心する言葉」、逆に「今は要らない言葉」など、その使い分けが大きく影響しているのですが、それがFront Agentで分析したことで可視化することができました。その他にも、商談の時間の使い方に差があることも把握できるようにもなりました。例えば、長々と喋ってしまうと、お客さまに大事なことが伝わりにくくなってしまいますが、そういった担当者ごとの傾向も分かるようになりました。
<宮越様>
私自身がFront Agentを利用し、成果を出すうえで成長できたと感じている点は、上司や先輩の録音を常に聞くことができるような環境になったことで、商談の事前準備が捗るようになり、お客様の表情を読む余裕が持てるようになったことです。単純作業や移動時間は録音を聞く時間にし、商談後は必ず分析結果を確認する。このサイクルを徹底することが良い効果を生んでいるのだと思います。
<坂口様>
以前は部下とコミュニケーションをとる際に、イメージが湧かない中で「どういうことですか?」から始まっていたのですが、今は熟練者の商談内容を理解している前提で議論できるので、指導もかなり効率的になりました。
<宮越様>
質問の仕方やミーティング準備も含めて効率化できている印象もあります。

――育成含めて、マネジメントの管理工数の削減にもつながっている面もあるのでしょうか?
<坂口様>
これまでは新人や若手社員の商談に同席する時間で言うと、以前は週に6件ほど同席することもありましたが、今では感覚として半分くらいになっています。今は録音された商談の会話が自動で議事録として残り、要約までしてくれます。そのため、商談の振り返りやフィードバックが簡単に行えるようになったので、事前準備の質が変わりました。熟練者の準備の仕方や言い回しを、若手の営業担当者が前もってFront Agentで確認できるようになったお陰ですね。
想定していなかった導入効果という点では、「自分から情報を取りに行く」姿勢が育ったことです。受け身だったメンバーが、自分で先輩と比較し、学ぼうとするスタイルに変わってきました。
――現在は営業部門での活用を推進していますが、その他の部門への展開なども検討されているのでしょうか?
<坂口様>
当社では営業の次のステップとしてコーディネート業務というものがあるのですが、そこでも活用できるイメージがあります。あとは、電話でのアポイント取りの改善などもいいかもしれません。営業における活用の型化ができたら、次のステップとして検討を進めていこうと考えています。
――若手の営業担当者の目線として、Front Agentをどのように業務に活かしていきたいと考えていますか?
<宮越様>
これから入ってくる新卒の方々には、自分が工夫してきたFront Agentの使い方を伝えていきたいです。「Front Agentを使うことが上司に近づく最短ルートであり、知識を増やす近道だ」ということを教えて、1年目から1人で商談できる後輩を育てていきたいと思っています。私自身、新卒のころはまだFront Agentがなく、当時の上司が「主観を大事にするタイプ」だったこともあり、うまく上司のノウハウを吸収することができませんでした。Front Agentを使い始めてからは、上司たちの話し方も知識も「見える化」されたので、成長速度が格段に上がった実感があるんです。
<坂口様>
Front Agent導入前と比べると、メンバーの成長速度はかなり上がったと感じています。商談データがナレッジ化されたことで、メンバーが学ぶことができる知識量が全然違いますし、先輩や上司の質問にもすぐに答えられるようになっているので、育成という面でも大きな役割を果たしてくれています。
ひかりハウジング株式会社
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